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楚材晋用(そざいしんよう)

チェ 39歳別れの手紙

来週また20世紀少年を見に行くのもなんだと思ったので、久方ぶりにはしごをした。
まあ、そのなんだ。疲れたよ。



チェ 39歳別れの手紙

”別れの手紙”という題名なのに、その手紙から始まる物語。

28歳の革命ででてきた人がほとんど登場しない。
はっきりいうと、連作ではないな。そう思いました。

ボリビアで成功しなかった理由として、
・資金難。ボリビアの共産党からの援助が受けられなかったこと。
・密林地帯が少なく、ゲリラ向きの地形ではなかったこと。
などがあると知識には持っていたのですが、これではあんまりそういう感じは受けませんでした。

現地人に金は払う、払う。それなのに、現地人は裏切っていく。

密林であっても、待ち伏せされるのは革命軍の方。
これは革命軍の方がキューバ出身が多かったのと、やはり現地人が政府側についたこと。
地の利は敵にありました。

捕虜は殺さない。
これはチェの信念だったと聞いていますが、キューバのときはその捕虜の中から、志願兵が集まったりしたのですが、ボリビアではそうはいかない。

「誰一人、残らなかった」作中でそう呟いたチェが印象的でした。


チェの最期シーン。
よく言われる逸話では「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ」と敵兵に言ったとされますが、この物語では採用されていませんでした。

上の言葉は、自分を英雄視していないチェらしい言葉だと思いますが、
この物語は、実際の人たちから話を聞いて作ったらしいので、こちらの方が真実なんでしょう。

敵兵を見つめるチェの視点。
崩れていく体と意識。
そして、     死。


チェの敵はアメリカではありません。弱者を踏みにじる巨大ななにか。

たとえば、それは民主主義と呼ばれ、また、アメリカと呼ばれる。
今現在、日本に於いても弱者は虐げられています。

金を持つ人間が決めていく世界。
○民党が正しいのか? イスラエルが正しいのか? アメリカが正しいのか?
どちらにしても、現在の民主主義にも限界が見えてきた気がします。
かといって、共産主義の方が良いのかというと、そうでもないのですが・・・。

チェは共産主義を取りましたが、その見えない巨大なものに対抗する一手段がそれだったのではないか? と思います。


振り返ると、民主主義の中で生きている我々には共感できないところも多々あるのですが、
なにをして、なにを成すか。
人一人の想いとはどこまで達することができるのか。
チェにはそれを考えさせられる何かがある。
                                        虎舟。



20世紀少年の感想はまた後日ということで   



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