風立ちぬ2013-09-21 Sat 19:41 「ジブリ=子供のアニメ」というイメージがあまりない私ですが、 風立ちぬは、コクリコ坂と同じ系統のものとみた方がよろしいと 思うですはい。 という冒頭から始まりましたのも、 風立ちぬがアニメとしての素晴らしさよりも、 ゼロ戦が戦争に~~とか、 二人の初夜のシーンが子供によろしくないとか、 タバコのシーンが多すぎるとか、 話の本筋に関係ない部分で論争が巻き起こっていて、 ひどくげんなりしています。 でも、誰かがツイートしてたのですけど、 声優:庵野秀明に関して、放映後に誰も文句を言っていない。 というのは、ものすごく共感できました。 もう少し早く見てれば、2回は観に行ったんだけどなー。 ヒロインが女優の瀧本美織さんなわけですが、 好きな女優さんなのですが、滑舌がそれほどいいとは思ってなかったので、 声優としてはあまり期待してなかったのですけど、 思ったより、よかった。というか、長台詞がなかったのかもしれません。 (誰か同人で、いきなり自動車保険、勧めてくるネタやらないかなー) 主人公は、感情が無機質で、淡々と物事を進めていく性格ですが、 これがそもそものエンジニアの資質なのかなと。 実社会でも、「この仕事をやって」と渡すと、 「経験がないので、出来ません」とか、即返答する人いますが、 上の人はいろいろ考えて渡してるのであって、 技術もない人が文句言い過ぎな今とは、ちょっと違うなと思いました。 あとは、これゼロ戦批判の人たちに言いたいのですけど、 登場人物は、自分たちの作るものが戦争に使われることには嫌悪していて、 爆撃機の話は出てきますが、ゼロ戦を連想させるシーンは1つだけです。 この時代は、西欧諸国からの外圧に勝つしかなく、 人の心を無視した急成長をしなければなりませんでした。 その中心人物の1人である主人公が、 それだけではなかったんだよ。実はこんな一面もあったんだよ。 ということを教えてくれたのが、この映画です。 「ゼロ戦の設計者の映画について、賛否両論ありますが?」の質問に、 宮崎さんが「とにかく、映画を観て下さい」と答えられた。 なんでこうも語りかけている内容がわからないのか、 それが不思議でしょうがありません。 さて、最後にどの辺りからかわかりませんが、私はずっと泣いてました。 この辺は、坂の上の雲をみていても、同じ感情が湧いてくるのですが、 日本人が、日本人であるために、どれだけいろんな犠牲を出したか。 そして、出しているか。 (現在でも、日本のエンジニアへの報酬額は、世界標準的に最低レベル) NHKスペシャル、坂の上の雲の冒頭で、 「まことに小さなこの国が………」 とありますが、本当にどうやって戦ってきたのだろうと思うと、 泣いてしまいます。 スポンサーサイト
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