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楚材晋用(そざいしんよう)

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宮城谷昌光三国志 7巻まで

やっぱり宮城谷さんはものすごい。

最初の主人公が「四知」(天が知る。地が知る。我が知る。君が知る)の楊震で、
「鶏肋」で有名な楊修の先祖だってことは知ってました。

でも、それは2代ぐらい前の話かと思ってたんです。
そうしたら、4・5代前から始まってるんですよね。
まさか、三国志で太后の話から始まるとは思いませんでした。

冒頭で曹騰も生まれてないし(曹操の祖父)、
2巻の後半まで曹操、生まれませんでした。

そう、かの有名な黄巾の乱は184年なのですが、
このお話の始まりはだいたい92年ぐらいから、
三国志の終焉が呉が滅びたときとすると、280年ですから、
200年に及ぶ物語ということになります。

私のような歴史マニアクスからすると、
これはただ嬉しいことなのですが、はたして、ここから書く必要があるのか?
三国志って、戦争メインじゃん。乱始まってからじゃね?
という意見を封殺するのは、外戚と宦官の関係を紐解かなければならないからです。

後漢という帝国は、外戚という皇妃の親戚が権力をもつという、
歴史から始まる国家なのですが、
これに皇帝が抵抗して生まれたのが宦官という勢力。

特に、宦官たちがいかにして外戚勢力と戦ったのかが
1・2巻の主眼になっていて、
宦官がいかに腐敗していくのかも書かれています。

オーベルシュタイン(@銀河英雄伝説)の言ではありませんが、
NO2不在制度というのはいいのかもしれません。

外戚と学士と宦官(皇帝)が均等の権力をもつ、
それが理想なのではないかと思わされます。

そして、3巻から怒涛のような戦乱が始まるのかと思いきや、
出てくる人物は政治に特化した人ばかり、
宮城谷さんの手にかかると関羽も凡将扱いですから、
これは世の方々には受け入れがたい。

しかし、そこは宮城谷さんですよ。
あの史記の時代を書ききった文豪ですから、
もう毎日のように読み漁ってしまうわけですよ。

沮授とか臧洪とか特筆されてて、すごく楽しかった。
でも、一つ不満なのが、戯子才、出てこなかった・・・

これから先は長生さんの活躍に期待したいと思います。
というか新書の方ではもう死んでることですがー。

演義読者に媚びてない。
そんな傑作になること請け合いの名作、宮城谷三国志でした。

ちなみに、私も三国志で書いてみたいお話があるのですが、
まだ誰も主人公にしてないというか、誰もしないよねそんな人っていう、
ちゃんと出版社にスポンサーになってもらわないと叶わない夢だったりします。


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