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楚材晋用(そざいしんよう)

ヒストリエ

竹箒の更新期間が短くなると、それだけで幸せな虎舟です。
それにしても、未来福音の書店価格1800円は高いと思いました。自分はコミケで買った(1000円だった)ので、全然構いませぬが。
なにより、コミケで買ってなかったら、1800円どころか3000円ぐらいでも、いとわぬ自分がいたりする。



また、アフタヌーンネタになるのですが、11月号も出たことですし、書こうと思います。

ヒストリエは、「寄生獣」で有名な岩明均さんの作品で、アレクサンダー大王の書記官(軍師かなにかだと思っていただければ)であったエウメネスの物語です。
現在、四巻まで刊行。もうじき五巻が出るかな?
ちなみに、ヒストリエの意味は「同時代史」だったと記憶しております。

正直なところ、エウメネスを題材に(正確にいうとディアドゴイを)小説を書いてみたいと思っていたので、この作品が世に出たときは、嬉しいやら、先を越されて悔しいやら、でも前者の方が圧倒的に大きかったのを覚えています。

この時代でまあ有名だろうというのは、格段に知名度の高いアレクサンダーと、その同性愛相手だったとも言われるヘファイスティオン、そして、名将クラテロス(インドの戦いで、本陣の指揮なんかを取ったりした人です)ぐらいで、これだけの大御所(岩明均さんが)がエウメネスを題材にするというのは、かなり衝撃的なことでした。

エウメネスというのは、アレクサンダーの死後に起こった後継者戦争(これをディアドゴイといいます)で活躍した。王室側の武将で、それまで無名だったにも関わらず、歴戦の猛者たちと互角以上に戦います。(まあ、無名だったというのは史料からで、実際にはどうだったかわかりません)
ちなみに、クラテロスを敗死に追い込むのはエウメネスです。

ただ、エウメネスというのは、統率と武力に偏りがちなマケドニア陣営の中で、知力を主とした戦いをするということで、物語の主役にもってくるのにはちょうど良く。
岩明均さんもその辺に興味を持たれたのではないかと思います。

まず、物語はエウメネスの幼少期から始まって(正確にはちょっと違うのですが)、今、マケドニア陣営に入ったところです。
エウメネスの幼少期なんていうのは、たぶん資料があんまりないと思うので、この辺は創作なのかと思っているのですが、それでもエウメネスっぽくて、みんな納得できるのではないかと思うのです。

エウメネス。
主人公でいて、剣の腕も立つのですが、その属性はあくまで知力です。
先進的なその思考は、”おーい竜馬”の坂本竜馬を読んでいるようで、すごく楽しいです。
次はどんなことをするのだろうと、ワクワク出来ます。

ボアの村
史料には、アレクサンダーが小アジアを制圧したときに出てくるのですよね。
そのための伏線なのでしょうけど、たぶん、サテュラはもう出てこないのだろうなあ。と予感。

バルシネ
後年、アレキサンダーの愛妾となるのですが、今のところはギリシャかぶれでペルシア軍人の妻。
エウメネスとどう絡んでくるのかが楽しみです。聡明に描かれてもいるので。

メムノン
アレキサンダーに唯一勝てたかもしれない。隠れた名将。
まだ、出番が全然ありません。乞う期待。

フィリポス2世
ああ、そういう登場するんだ。と、多くの読者を驚かしたお方。
商人風の姿で、あの名前で出られたら、もうディアドゴイの伏線かよ。と思うしかなったのは、私だけ?
マケドニアがペルシアに勝てたのは、アレクサンドロスよりも、このお方の軍制改革のおかげで、覇道というものは一代ではできないのだなあ。としみじみ思います。

そして、アレキサンドロス。
とうとう表に出てきました。顔の蛇の痣がなんとも格好いいです。
まだ、少年の設定なので、ペルシアとの戦争はまだ先。ギリシャ遠征とかあるんだろうなあ、とワクワクしてます。

ただ、このヒストリエ、休載が多いのが珠に傷です。

本当は、書きたいことがもっとあるんですけど、これくらいの容量で収めておく方がよさそうなので、これまで。

最後に、基本的なこの時代の知識は、”HISTORIA”を見るとわかります。お薦めです。
このサイトは開設以来お世話になっています。ありがとうございます。


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